2016年12月9日金曜日

聲の形 聖地巡礼

映画「聲の形」を先月観まして、その聖地である岐阜県大垣市に行ってまいりました。
大垣市は松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を終えた場所とのことですが、中心市街地は落ち着いていて、文化的な雰囲気がとても良かったです^^

これから聖地巡礼を考えている方の為に、とても簡易的ではありますが、地図にメモを書き加えてみました。
そのまま画像の上方が北になります。
大垣駅前をスタート地点とし、青線に沿って南下し、大垣城を目指して下さい。途中、西宮硝子が主人公に告白した場所である「新大橋」があります。また、高校にあがり、植野直花と再会した横断歩道もあります。
大垣城のふもとに西宮結絃がいた大垣公園があります。
大垣公園を出ましたら、公園の西側にある川を下ってください。市役所が見えてきますが、そこに架かる歩道橋が、主人公が西宮硝子の母にビンタされた場所です。
さらに川を下ると、川が丁字に交わる箇所があります。そこに、美登鯉橋や滝のトンネル、総合福祉会館があります。この旅の、一番の見どころかと思います。
また、アクアウォーク大垣は、主人公と永束友宏が食事をした場所です。
他にも、主人公が飛び降りようとした橋や映画館なども巡礼スポットのようです。
美登鯉橋近くにある「奥の細道むすびの地記念館」にも立ち寄ってみるとよいと思います。

完全ではないですが、よければ画像を参考に、聖地巡礼を楽しんで頂ければと思います^^
駅から美登鯉橋までは徒歩で回れる距離ですよ。車の場合、駅周辺にはパーキングもありました。

以上、聲の形聖地巡礼のレポートになります。


2016年12月8日木曜日

クローズアップ現代+「君の名は。」特集、ご覧になりましたか?

お久しぶりです。生きております。

クローズアップ現代+というNHKの番組で、映画「君の名は。」の特集が放送されていました。皆さんはご覧になりましたか?
放送は先月28日でしたので、ご覧になられていない方の為に内容を紹介しますと、「君の名は。」のヒットの原因を探ろう、というもの。結果として、映画のテーマである「結び」という日本に昔からある風習、考え方が起因しているというものでした。「結び」というと少しイメージし辛いという方の為により嚙み砕いて説明しますと、人と人との縁だったり、家族や友人との繋がりのようなものですね。このテーマが作品のリアリティやストーリーの疾走感、音楽との相乗効果で映画をヒットに導いた、みたいな内容でした。

ところで、私自身はポッドキャストで配信されていますラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」のファンでございまして。この手の話を聞くたびに、この番組で語られてきた話を思い返しながら、自分自身でも考察するのが密かな楽しみなのです。(ジブリ汗まみれは本当にオススメです。昔から数百回の配信を全部聞いてます笑)

ヒットするか否かにおいて、作品の内容の素晴らしさというのは、大切な要素だと思います。ですが、個人的には内容が素晴らしく、でも「君の名は。」ほどヒットしていない、埋もれている作品もあるなぁ、と感じてしまうのです。この差が内容の良し悪しの差かということにおいて、私は随分懐疑的で、、。

こんなことをいうと、批判を浴びるとは思いますが、あえて恐れずにいうと、私は「サントリー天然水」と「君の名は。」のコラボCMがプロモーションとして効果的だったと思うのです笑
いや、非常に安直な意見だと自覚していますが、これには前例があるのをご存じでしょうか。
映画「崖の上のポニョ」は、エンディングテーマ曲のCMに多額の費用を割いて、TVで何回も放送したことでヒットのきっかけを作ったということは、ジブリプロデューサーの鈴木さん本人が語ったことです。
つまり、昼夜問わずキッチャーな音楽を使ったCMをたくさん流す、というのは非常に効果的なんだと感じているわけです。(今回のコラボCMといい、TIGER & BUNNYのペプシとのコラボCMといい、こういうの面白いですよね。実在する商品をキャラクターが手にしているのって、なんか親近感?みたいな不思議な気分で。気になる方はhttps://www.youtube.com/watch?v=OpDy32cFebg)

兎にも角にも、ヒットの原因なんて一口に語れない現象なのだと思いますが、個人的な考えとしましては
①内容が、その時代に生きる視聴者の方々の気分を捉えていること。
②より多くの映画館で上映すること(特に東京。興行収入のほとんどは東京の映画館で決まります。今回は、東京が作品の舞台だったことも大きいと感じます。)
③プロモーションが効果的であること。
④優秀なスタッフがいること(プロデューサーの川村元気さんは本当に凄いです。あと、私も尊敬しています作画スタッフの安藤雅司さん、田中将賀さん。新海誠監督の過去作品は、背景がとても綺麗なのですが、キャラのデザインや動きが個人的には好きになれなくて、、、。今回私は安藤さんと田中さんが作画監督、キャラクターデザインを務められると知り、観ようと決めました。実際に観ると、何気ない芝居が流れるように自然で、本当に感動しました。最高です。黄瀬和哉さんを始め、他の作画スタッフもレジェンドクラスの方々が参加しておられますので、作画好きにはたまりません。)

この上記4つがヒットするか否かにおいて重要なのだと考えています。

見辛い文章で申し訳ないのですが、思うところをざっくりと語らせて頂きました^^;
掘り下げるとまだまだ語り足りないので一先ずここで終わります。

「君の名は。」大大大ヒット、本当におめでとうございます!!