2016年12月8日木曜日

クローズアップ現代+「君の名は。」特集、ご覧になりましたか?

お久しぶりです。生きております。

クローズアップ現代+というNHKの番組で、映画「君の名は。」の特集が放送されていました。皆さんはご覧になりましたか?
放送は先月28日でしたので、ご覧になられていない方の為に内容を紹介しますと、「君の名は。」のヒットの原因を探ろう、というもの。結果として、映画のテーマである「結び」という日本に昔からある風習、考え方が起因しているというものでした。「結び」というと少しイメージし辛いという方の為により嚙み砕いて説明しますと、人と人との縁だったり、家族や友人との繋がりのようなものですね。このテーマが作品のリアリティやストーリーの疾走感、音楽との相乗効果で映画をヒットに導いた、みたいな内容でした。

ところで、私自身はポッドキャストで配信されていますラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」のファンでございまして。この手の話を聞くたびに、この番組で語られてきた話を思い返しながら、自分自身でも考察するのが密かな楽しみなのです。(ジブリ汗まみれは本当にオススメです。昔から数百回の配信を全部聞いてます笑)

ヒットするか否かにおいて、作品の内容の素晴らしさというのは、大切な要素だと思います。ですが、個人的には内容が素晴らしく、でも「君の名は。」ほどヒットしていない、埋もれている作品もあるなぁ、と感じてしまうのです。この差が内容の良し悪しの差かということにおいて、私は随分懐疑的で、、。

こんなことをいうと、批判を浴びるとは思いますが、あえて恐れずにいうと、私は「サントリー天然水」と「君の名は。」のコラボCMがプロモーションとして効果的だったと思うのです笑
いや、非常に安直な意見だと自覚していますが、これには前例があるのをご存じでしょうか。
映画「崖の上のポニョ」は、エンディングテーマ曲のCMに多額の費用を割いて、TVで何回も放送したことでヒットのきっかけを作ったということは、ジブリプロデューサーの鈴木さん本人が語ったことです。
つまり、昼夜問わずキッチャーな音楽を使ったCMをたくさん流す、というのは非常に効果的なんだと感じているわけです。(今回のコラボCMといい、TIGER & BUNNYのペプシとのコラボCMといい、こういうの面白いですよね。実在する商品をキャラクターが手にしているのって、なんか親近感?みたいな不思議な気分で。気になる方はhttps://www.youtube.com/watch?v=OpDy32cFebg)

兎にも角にも、ヒットの原因なんて一口に語れない現象なのだと思いますが、個人的な考えとしましては
①内容が、その時代に生きる視聴者の方々の気分を捉えていること。
②より多くの映画館で上映すること(特に東京。興行収入のほとんどは東京の映画館で決まります。今回は、東京が作品の舞台だったことも大きいと感じます。)
③プロモーションが効果的であること。
④優秀なスタッフがいること(プロデューサーの川村元気さんは本当に凄いです。あと、私も尊敬しています作画スタッフの安藤雅司さん、田中将賀さん。新海誠監督の過去作品は、背景がとても綺麗なのですが、キャラのデザインや動きが個人的には好きになれなくて、、、。今回私は安藤さんと田中さんが作画監督、キャラクターデザインを務められると知り、観ようと決めました。実際に観ると、何気ない芝居が流れるように自然で、本当に感動しました。最高です。黄瀬和哉さんを始め、他の作画スタッフもレジェンドクラスの方々が参加しておられますので、作画好きにはたまりません。)

この上記4つがヒットするか否かにおいて重要なのだと考えています。

見辛い文章で申し訳ないのですが、思うところをざっくりと語らせて頂きました^^;
掘り下げるとまだまだ語り足りないので一先ずここで終わります。

「君の名は。」大大大ヒット、本当におめでとうございます!!

0 件のコメント:

コメントを投稿